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【2020年9月号】中国がもたらす悪影響を如何にたちきるか

前2号のこの欄で新型コロナウイルスの感染によるパンデ ミックが中国を源泉とし、しかもそれが大いに中国の体制にかかわっていることを指摘してきた。それは今日においても依然として変わらず地球上で克服されていない。それだけではなく、依然として新たな問題の発生源にもなっており、世界構造上の問題として注目される。例えば最も新たな問題として、かつては英国による植民地時代からある程度の自治権を有してきた統治形態から、中国への返還による直接統治に移行した香港の場合、この中国による直接統治が従来の統治形態と異なって、「国家安全法」という新法による直接統治によって、700万の香港人の人権や自由が完全に奪われる事態に至っているのである。

もともとコロナ禍が発生したのは中国武漢であり、当初この事実を国際社会に対して隠蔽しようとしてそれに失敗した結 果、ウイルスが世界中に拡散し爆発的な感染拡大に至った。この結果、ウイルスが世界中に拡散し、膨大な人命を失い、多大な社会的被害をもたらした。このような世界的損失をもたらしたにもかかわらず、その原因者である中国政府は今日に至るも国際社会に対して、自らの落ち度も責任も認めず、謝罪の言葉もなく、その原因を米国の責任や他者に転嫁しているのが実情である。いわんや「武漢は最初の発病地ではあるが発生 源ではない」などと詭弁を弄し世界の目を欺こうとしており、そのような状態を克服することこそ望まれるのである。 (会長・板東 慧)

 


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