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2 働きがい~関与型従業員

どの組合の議案書をみても、「生きがい」「働きがい」はスローガンとして掲げられています。しかし、その活動の実体は、労働の対価として得られる給与や休暇の充実、労働時間短縮といったものが大半でした。それならば、「労働=働くことそのもの」について真正面から研究しようとしたのが、ON・I・ON2です。

 「働きがい」という概念は非常に広く、抽象的なため、同じ土俵で議論するのは実はなかなか困難なことです。そこで、国際経済労働研究所では、「ワーク・モティベーション(WM)」という切り口で「働きがい」にアプローチしてきました。

 WMには「うちから沸き起こるやる気=内発的WM」と「アメやムチによって引き出されるやる気=外発的WM」があります。これらは互いにシーソーのような関係にあり、例えば、アメ・ムチを与え過ぎると、元々あったはずの内発的なモティベーションが阻害されてしまうということを意味しており、WMをみていく上でバランスが重要な意味を持っています。

「働きがい」について、さらに詳しく読みたい方はこちら
2-1 会社にもON×組合にもON=ON・I・ON
2-2 バロメーターとしての働きがい

研究所が行っている「働きがい研究プロジェクト」はこちらからご覧ください


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