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Int'lecowk 2026年7月号(通巻1160号)特集概要

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 労働組合のジェンダー平等にむけて

 編集部

 日本のジェンダー・ギャップ指数は148カ国中118位であり、G7では最下位である(世界経済フォーラム『Global Gender Gap Report 2025』)。国際的に見てもジェンダー平等の実現が大きな課題であることは論をまたない。
 労働組合の取り組みを見ると、連合では、1989年の結成時の基本文書である「連合の進路」において、「労働運動をはじめとするあらゆる分野に女性の積極的な参加を進め、男女平等の社会の実現をはかる」ことを掲げ、ジェンダー平等に関する取り組みが継続して進められてきた。直近では2024年から「ジェンダー平等推進計画」フェーズ2が展開されている。フェーズ2の運動目標(スローガン)は「労働組合における男女平等参画 職場・社会におけるジェンダー平等の推進」であり、女性が働くうえでの格差や不条理を是正するため、あらゆる分野における意思決定への女性参画を進め、性別にかかわりなく対等な立場で参画していくことが「男女平等参画」であり、社会的・文化的につくられた性差にもとづく偏見や差別を解消し、性的指向・性自認(SOGI)の多様性を尊重して認め合うことが「ジェンダー平等」としている。
 フェーズ2では、2030年9月末までに達成をめざすものとして、各組織の具体的な目標を以下の通り定めている。

 このような背景をもとに、本誌では新しい連載として、労働組合におけるジェンダー平等をテーマとするインタビュー「VOICES&VIEWS-クミジョを超えて」を開始予定である。本連載では、インタビューを4名の研究者で行っていただく
(後述)が、「労働組合のジェンダー平等は待ったなしである」という統一的視点をもち、性別を問わず誰もが排除されない組織のあり方を考えるという趣旨である。労組のジェンダー平等にとって、「クミジョ」の活躍を応援することは、これまでの男性中心の状況を打破する第一歩となると考えられるが、「クミジョ」にあたる人たちだけでなく労働界、ひいては社会全体に寄与する連載にしていくことができればと考えている。
 また、インタビューでは、労働組合で活躍される女性(クミジョ)をはじめ、「クミジョ」ではない方、労働組合役員以外(たとえば研究者など)などにも広くお話をうかがう予定である。できる限り、これまでに他のメディア等で紹介されていない方々にも光をあてたいと考えており、関西圏が多くなる可能性があるが、関西圏に限るというわけではない。

 本号では、連載の開始に先立ち、4名の研究者の方々および弊所にて2024年より本格的に研究を行っているダイバーシティ・アクト研究チームより、関心や問題意識について寄稿いただいた。

 執筆者・タイトルは以下のとおりである(敬称略)。

 特集1「KANSAIのクミジョに会いに行こう」
  
本田 一成(武庫川女子大学経営学部 教授/クミジョプロデューサー)
 特集2「女性活躍というけれど― 何を問い直すのか」
  
櫻井 純理 (立命館大学産業社会学部 教授)
 特集3「労働運動と女性をつなぐために」
  萩原 久美子 (桃山学院大学社会学部 教授)
 特集4「労働組合の現場と研究の架け橋となるように」
  鈴木 文子(国際経済労働研究所 研究員)
 特集5「国際経済労働研究所におけるダイバーシティ&インクルージョンの取り組み」
  
ダイバーシティ・アクト研究チーム

 特集1の本田先生は新連載にあたり、企画の構想段階から相談に乗っていただいた。改めてお礼申し上げたい。

インタビュー先については、研究所の正会員の方からのアイデアも募集中です。
ぜひご意見をお寄せください 。

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