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分析イメージ

 ON・I・ON2調査の分析方法やイメージについて、一部抜粋してご紹介します。各項目の図は、調査報告書に掲載する形と近いものになっています。

1.ON・I・ON《会社にもON・組合にもON》
ON・I・ON2では、組合と会社という2つの組織への積極的な参加関与を提案しています。組合員の集団・組織観の結果をみる限り、理論的には、組合と会社という2つの組織に対する関与は、同等であってもおかしくはないはずです。そこで、組合員の会社と組合への関与の実態を確認します。

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2.組合への関与・評価(総合指標)
組合への「関心」「積極的関与」という参加関与意識、「満足感」「有益感」「必要性」等の評価の程度を確認します。共同調査(他労組)、および前回調査との比較を行うとともに、属性別傾向から労組内で特に組合への関与や評価が高い層、低い層がわかり、対策が講じやすくなります。

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3.個別活動領域(30領域)への関与・評価
 現状の組合への関与動機の高さや活動に対する評価をふまえた上で、どこから手を付ければ参加関与型組織として労働組合を再生できるかという問題を扱います。具体的には、従来型の組合の活動領域に限定せず、広範な分野から抽出した30領域において、どのような領域であれば、組合員自ら積極的に関与するのかを探ります。
また、この30領域について、組合の取り組みに対する評価も加え、一般関与(一般的に興味・関心がどれほどあるか)、組合関与(組合を通じて実現したいか)、組合評価(現状、組合でどれほど実現できているか)、について分析し、今後どの領域の活動を見直していくべきか、どのような領域の活動に注力するべきか、スクラップ&ビルドのポイントが明らかになります。

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4.組合関与・評価の要因分析
 前述の30領域のほか、基本的な参加関与型活動への評価(「悩みごとや各種相談」「いろいろな人との交流」などで組合が役に立っているか)、組合への批判(「強制参加のような運動スタイルが好きでない」「経営への発言力がない」など)、コミュニケーションなどを含め、組合への関与や評価に何が影響を及ぼしているのかを分析します。

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5.働きがい
 「内発的働きがい(内から沸き起こる“やる気”)」と「総合的働きがい(アメ・ムチによって動機付けられる「外発的働きがい」を含む総合的な勤労意欲)」の2側面をとらえ、それぞれの水準を確認するとともに、両者のバランスを検討します。また、「働きがい」がどのような要因によって左右されるのかを確認するための分析も行います。
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